2011年1月31日付の南日本新聞に掲載されました。
2011年01月31日
南日本新聞「未来への設計図」Kagoshima若手経済人のコーナーに掲載されました。

【全文紹介】
システムエンジニアとして、商品在庫や顧客管理、営業支援といった企業用のウェブシステムを開発する。2010年10月には、鹿児島市が斬新な経営モデルの事業化を支援するニュービジネスプランコンテストで最高賞・大賞に選ばれた。
受賞したのは「受発注基盤ネットショップシステム」。ネットショップや直販店、卸店など複数の販売経路を持つ企業は、「業務ごとにシステムが異なるため、顧客や売り上げなどのデータがバラバラなのが悩み」。それを一元化する開発プランが高く評価された。
飛び込みで営業をかけ、現場のニーズを吸い上げて形にする。「わが社はシステムエンジニアが営業するので、顧客が求めるものを開発に直結できるのが強み」と明かす。
生まれも育ちも福岡県。高校生から起業を志し、「ITはコストがかからず、全国とつながる」と九州工業大学で情報工学を学ぶ。
「頼る人がいない地方都市で、自分の力を試したい」と27歳で姶良市にIターンした。
「30歳までに起業する」との目標を掲げ、霧島市の大手建設会社で営業をしたり、鹿児島市のIT企業でシステムエンジニアを経験。29歳で独立した。
10年6月にはネット上のショッピングモール「鹿児島Web市場」を開設。顧客から「大手モールは売れなくても高い月額固定費がかかる」との不満を聞き、固定費がかからないプランも用意した。現在、さつま揚げや黒糖など県内約10社の県特産品約千種が並ぶ。
農業県ならではのニーズにも応える。建設会社の営業マン時代に農家と話をする機会があり、「ネットショップに興味があるが、パソコンに触れる機会がない人が多い」とモール内で農作物の販売代行を始めた。
パソコンがない農家の代わりにネット上に出品。受注したら伝票を渡し、農家が発送する仕組みで、これまでマンゴーやキンカンを扱い、今夏はパッションフルーツも手がける予定だ。
予約販売制を導入したことで「収穫前に出荷計画が立てられるし、自分で値段を付けられるため相場に左右されない点などが農家に喜ばれている」と自信を深める。
現在、モール会員は約千人で、年内に5千人に増やすのが目標。次の計画は「飲食店の集客増のため、同じ趣味の人を集める飲み会などを企画してもらい、情報をサイトで発信すること」だ。「鹿児島の企業に役立つことを追求し続ける」と軸足はぶれない。
